産業廃棄物における「紙くず」とは?

平素お世話になります。
株式会社リサイクルクリーン市川太一です

産業廃棄物の一種に紙くずというものがあります。
紙くずと言ってぱっと思い浮かぶのはシュレッダーごみや印刷ミスをしたコピー用紙などオフィスの中から出た廃棄物を思い浮かべると思います。しかし上記の物は産業廃棄物に該当せず一般廃棄物もしくは資源物として処理されます。 それでは一体どのようなものが産業廃棄物として処理されるのでしょうか。
答えは建設業や製紙業などの特定の業種で排出された場合、PCBがしみ込んだ場合のみになります。

紙くずの分類としては

1. 建設業(新築、改築により生じたもの)、製紙業、新聞業、パルプ製造業、紙加工品製造業、出版業(印刷出版を行うもの)、製本業、印刷物加工業の事業活動にて生じたもの。

2. PCB(ポリ塩化ビニフェル)が染み込んだもの。

上記以外の事業で排出された紙くずは産業廃棄物で一般廃棄物に分類され、各市町村のルールに沿って処理しなくてはなりません。

次に、産業廃棄物の紙くずの処理方法としては大きく分けて2種類があります。

再資源化と焼却処理です。

再資源化
最もポピュラーな処理方法は再資源化になります。
古紙のようなものは製紙原料としてリサイクルされ、製紙原料にならない物は弊社でも取り扱っているRPF等の固形燃料になったりします。

焼却処理
建設工事等で排出された壁紙や汚れがひどい物は再資源化が難しくなっているため焼却処理が行われます。紙くずの物や状態によっては焼却処理前に切断や粉砕が必要になる場合があります。

弊社株式会社リサイクルクリーンでは紙くずを資源として取り扱っています。
産業廃棄物として搬入されたものはRPF材として、浜松市内各地に設置している古紙ステーションには資源物として無料回収を行っています。限りある資源を有効活用するためにお気軽にご利用ください。